洋画家 有馬広文さんの個展へ行きました。
以前お世話になっていた、仕事仲間のお父様でもあります。
いつもは鹿児島で活躍されていますが、青山では、2年ぶりの個展であり、桜島と四季の花たちの絵を展示しています。
桜島
薔薇
椿
色彩豊かで、上品さを感じます。
音楽をイメージすると、クラッシックが似合いそうですが、でも、矢沢永吉を聞きながら、いつも描いているそうです。
私はメイクの勉強をしていくうちに、絵画に興味を持ちました。
人の出会いと同じで魅かれる絵は、余韻が残ります。
有馬さんの絵は、私にとってただのキレイな絵ではなく、かなりロックな雰囲気を醸し出しているように感じます。
特に桜島の絵が、それを物語っていると思いました。
9月4日〜16日まで開催する、二科展へ出展する作品も展示されていました。
クリニャンクール
この作品は、白いキャンバスを、一度黒で塗るつぶし、そこからクレヨンでデザインしながら、完成させたとお聞きました。
写真だと伝わりにくいですが、現物はすごい迫力です。
絵は、二科展などに出展して、評価を得ることも大切ですが、有馬さんは、一般の人がもっと身近に絵を感じてもらいたいと言っています。
例えば、自宅に絵を取り入れるなら、居間は、花の絵。
玄関だったら、山の絵が和むようです。
絵を眺めながら、生活していくのも優雅でステキですね。
向日葵
桜島(これは売約済です)
イメージデザインしていく上で、絵画鑑賞はとても勉強になります。
メイクが絵画だとすると、ヘアは額縁です。
絵と額縁が融合していると、より作品の美しさが引き立ちます。
造形、色彩がきれいだからではなく、そこに画家の命が宿っているからこそ、絵画に魅了されます。
人も命があるから、輝けるのですね。
描いて描いて、描きまくる。
そのもがき、生みの苦しみが、人の心をとらえ、活力を与えていくのではないでしょうか。
素晴らしい絵を感じる度に、私はまだまだ、全然、全く甘いと気づかされます。笑
有馬さんの絵は、そんな気持ちにさせてくれる、素敵な絵だと思います。
絵画の魅力は、人の魅力と同じように、これからも素直に感じていきたと思います。
雪椿
2013.8.28(水)まで、ギャラリーコンセプト21で開催しています。
港区北青山3−15−16
TEL&FAX 03−3406−0466
詳しくは、http://www.g-concept21.com をご覧下さい。
有馬広文氏