あなたがもっとすてきになるために

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特別コラム あなたがもっとすてきになるために

絵画の魅力

2013.08.25 Sunday │ 11:55
 
洋画家 有馬広文さんの個展へ行きました。

以前お世話になっていた、仕事仲間のお父様でもあります。

いつもは鹿児島で活躍されていますが、青山では、2年ぶりの個展であり、桜島と四季の花たちの絵を展示しています。


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桜島


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薔薇


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椿


色彩豊かで、上品さを感じます。

音楽をイメージすると、クラッシックが似合いそうですが、でも、矢沢永吉を聞きながら、いつも描いているそうです。


私はメイクの勉強をしていくうちに、絵画に興味を持ちました。

人の出会いと同じで魅かれる絵は、余韻が残ります。

有馬さんの絵は、私にとってただのキレイな絵ではなく、かなりロックな雰囲気を醸し出しているように感じます。


特に桜島の絵が、それを物語っていると思いました。


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9月4日〜16日まで開催する、二科展へ出展する作品も展示されていました。


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クリニャンクール


この作品は、白いキャンバスを、一度黒で塗るつぶし、そこからクレヨンでデザインしながら、完成させたとお聞きました。

写真だと伝わりにくいですが、現物はすごい迫力です。


絵は、二科展などに出展して、評価を得ることも大切ですが、有馬さんは、一般の人がもっと身近に絵を感じてもらいたいと言っています。

例えば、自宅に絵を取り入れるなら、居間は、花の絵。

玄関だったら、山の絵が和むようです。


絵を眺めながら、生活していくのも優雅でステキですね。


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向日葵


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桜島(これは売約済です)


イメージデザインしていく上で、絵画鑑賞はとても勉強になります。


メイクが絵画だとすると、ヘアは額縁です。

絵と額縁が融合していると、より作品の美しさが引き立ちます。


造形、色彩がきれいだからではなく、そこに画家の命が宿っているからこそ、絵画に魅了されます。

人も命があるから、輝けるのですね。


描いて描いて、描きまくる。

そのもがき、生みの苦しみが、人の心をとらえ、活力を与えていくのではないでしょうか。


素晴らしい絵を感じる度に、私はまだまだ、全然、全く甘いと気づかされます。笑



有馬さんの絵は、そんな気持ちにさせてくれる、素敵な絵だと思います。


絵画の魅力は、人の魅力と同じように、これからも素直に感じていきたと思います。


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雪椿



2013.8.28(水)まで、ギャラリーコンセプト21で開催しています。

港区北青山3−15−16

TEL&FAX 03−3406−0466

詳しくは、http://www.g-concept21.com をご覧下さい。



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有馬広文氏

秋に向かっての着こなし

2013.08.22 Thursday │ 12:32
 
夏も終わりに近づき、少しずつ秋の気配が感じられます。

普段の着こなしも、秋の雰囲気に合わせていくと、ステキですね。

でも、まだまだ暑い日が続きますので、綿、麻などの薄手の素材を取り入れながら、暖色系の温かみのある色にするだけでも、新鮮な着こなしが愉しめます。


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パーソナルカラーの秋色は、落ち着いた、味わい深い、リッチな色のカラーグループです。

オークル系の肌で、洗練された、上品なイメージの人は、この秋色が良く似合いますが、そうでない人も、トップス、アンダー、小物などに変化をつければ、大丈夫です。

好きな色を取り入れながら、秋色でポイントをつけていきましょう。


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秋色のカラーグループ



例えば、トップスをマスタード色にして、レース素材のスカートを取り入れてみると、女性らしさが演出できます。


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マスタード×レース



着こなしが難しい白シャツも、ボトムをピンクベージュ、小物をダークな色すると、とてもオシャレにみえます。

ワイドパンツで個性を出しても、新鮮です。

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白×ピンクベージュ×黒



トップスを美しいフォレストグリーン、ボトムをピンクで合わせてみると、モダンな着こなしになれます。

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フォレストグリーン×ピンク



ジーンズの時は、トップスをワインレッド、オレンジレッドにしてみると、秋を感じさせます。

アクセサリーはゴールドにすると、高級感がでます。

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ワインレッド×デニム



ルーズな着こなしがお好みの人は、トップスはベージュ系、スカートをグレー系という平凡な配色も、小物を秋色にしていくと、一味違います。

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ベージュ×グレー×茶色×朱赤


また、今年の秋冬トレンドを参考にして、着こなしを考えても前向きになれます。

今年の一押しスタイルは、ブリティッシュスタイル、柄ではレオパード(ヒョウ柄)、チェック、色はがブルーが注目されています。

昨年のコレクションでは、黒が多かったですが、クロエ、ジルサンダーなどミッドナイトブルーからペールブルーまで、黒に飽きた人は、ブルーを取り入れても新鮮です。


例えば、薄手のグレーのトップスに、鮮やかなブルーのボトムを合わせてみる。

アクセントとして、ベルトを秋色にしてみてもステキだと思います。

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グレー×ロイヤルブルー



カーディガンの柄にブルーを取り入れ、ボトムを黒で締める。
グラフィカルな柄も今年のトレンドなので、オシャレにみえます。

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アイボリー×ブルー×黒


ヒョウ柄は、あえて夏のTシャツにカーディガンとして合わせ、アンダーはワインレッド、レンガ色で引き締めると、カーディガンを脱いでも、新鮮です。

ネイルはダークな色を選びましょう。

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白×ヒョウ柄×レンガ色


また、ブリッティシュスタイルを応用すると、一足早いトレンドを意識出来ます。

チェックシャツを取り入れ、スカート、ボトムは茶系、黒、又は紺のカーディガンで引き締める。

知的で、洗練されたコーディネートに仕上がると思います。

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本格的な秋に向かって、少しずつ秋色、トレンドを、着こなしの風景とし取り入れられたらステキですね。

オシャレな着こなしは、配色バランスで決まります。


女性向けの提案、写真になっていますが、男性でも生かせると思います。

カジュアルウエアの配色で、参考にして頂けると嬉しいです。

ビジネスシーンでは、ネクタイの色をフォレストグリーン、ワインレッド、マスタードに変えていくと雰囲気が出ます。


オシャレとは、装いに心を配ることです。


オシャレな人は自分のスタイルがあること。

相手を思いやり、年を重ねながら、自分らしさを研究している人だと思います。


最近マンネリスタイルを感じたら、ぜひこの言葉を思い出して、コーディネートしてみて下さいね。



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思いを伝えるということ

2013.08.13 Tuesday │ 14:15
 
大宮エリー展を観ました。

大宮エリーさんは、映画監督、脚本家、作家、演出家、CMディレクターなど多才な顔を持っています。

記憶に新しい作品だと、「サラリーマンNEO」「the波乗りレストラン」の脚本、スピッツ、山崎まさよし、ハナレグミなどのミュージックビデオ制作があげられます。


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展示会場に入ってみると、それは大宮エリーワールド炸裂でした。

今までの作品は、全て額縁に入れられ、映像作品は単独で鑑賞出来るように配慮され、クオリティ溢れるものでした。


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作品に共通していえることは、人が元気になれるデザインをしていること。


舞台ならば、その空間をどうデザインするか。

番組ならば、テレビという枠組みをどう新しくデザインするか。

個展ならば、展示、アートと訪れた人との間を、どうデザインするか。


つまり、デザインとはコミニュケーションの形なのです。

「ハッピーな方へ、みんなが元気になる方へ、形を整えたり、再構築したい」とエリーさんは言っています。


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近年では、1万2千人を動員し話題となった、言葉と造形による体験型個展”思いを伝えるということ”を開催しています。

それは、私たちひとりひとりの心の奥底にある繊細な思いや葛藤を瑞々しく表現しています。


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思いを伝える意義


自分の思いを伝えることは、簡単な様で難しいですね。

思いとは、愛情です。

仕事、恋愛、人間関係などあらゆる場面でチャンスはいくらでもありますが、伝えることが怖い、反論されたくない、傷つきたくないから大抵伝えないのではないでしょうか。


私もその中のひとりです。笑

カッコつけてうまくやっているうちは、まだ本当じゃない。

それはまだ、相手より自分を大事にしていることだと思います。


でも、どうしても伝えられない時もあります。

だから人生、味わい深く、面白いのかも知れません。


”誰かに伝えるために思いはある”


頭で考えず、気持ちを言葉、行動で伝えることは大切だと改めて感じました。



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ドアと鍵


”人は生まれたとき、潜在意識のなかに
沢山の鍵を持たされてここに来る

人生には何度もこのドアが立ちはだかる
その度に、私たちは途方に暮れるのです

たくさんの鍵の中からひとつ
何か感じる鍵を選んで
ゆっくり鍵穴に挿してまわしてください
カチャッと音がしたら成功です。
鍵は、また元の床に戻してください”


大宮エリーさんのデザインを通して、あらゆるデザインは、相手の話をよく聞き、思いを伝えることから始まると思いました。

そこに愛情はあるのか。

ハッピーな方へ、みんなが元気になる方へデザインしていく。


自分を見つめ直す、素晴らしい時間でした。




大宮エリー展は、2013.8月28日まで

ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)で開催しています。


詳しくは、http://ellie-office.com/ をご覧ください。



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キラッと輝く☆ゆかたメイク

2013.08.02 Friday │ 14:15
 
8月は花火大会、縁日などのナイトイベントが多くなってきます。

この時は、ゆかたでのオシャレが楽しみですね。


ゆかたは昔、公家や武士が入浴や入浴後に用いた湯帷子(ゆかたびら)の略からきており、藍染のゆかたが代表だったようです。


ゆかたは”湯上がり着”なので、素材が柔らかいです。

メイクアップは、目立つメイクではなく、ふと目に留まる様な自然で、美しい存在感がほしいものです。

今回は、ゆかたメイクをテーマにアドバイスさせていただきます。


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ゆかたメイクは、星空、花火など夜にキラッと輝く美しい風景を考えながら、涼しげな印象にしていくのが、ステキだと思います。


女性のゆかた姿は、普段とは違う女性らしいイメージを演出できます。

いつも元気なイメージの女性が、ゆかたで現れた瞬間、ハッとした経験もお持ちだと思います。


ゆかたを着ると、肌の美しさ、手のエレガントさなど、女性ならではの色気がより引き立ちます。


ゆかたの色、柄を感じながら、愉しく考えていきましょう。



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<ベースメイク>

ベースメイクは、和装なので「マットに」と思いがちですが、少し間違えると厚塗りの原因になってしまいます。

ゆかたの柔らかい素材感を生かし、艶感があった方が良いと思います。

リキッドファンデーションで薄く、きれいに延ばし、パール感のあるフェイスパウダーを付けると、艶がでます。



<眉>

眉は自然に、明るい茶系で、眉山を強調しすぎない様に気をつけましょう。



<アイメイク>

アイカラーは、ミントグリーン、水色、ラベンダーなど夜空に映えます。

アイライナーはペンシルで目じり寄りを太く切れ長に、アイホールは月、星空と調和したゴールド、又はシルバーラメをさらりとぼかしていくと、夜のさりげない光に美しくみえます。

下まぶたのアイラインは、パープルを取り入れると神秘的になります。


マスカラは自然に塗りましょう。

特に、茶系のマスカラは目元を自然にみせる効果があります。


アイメイクは、上品で涼しげな色、キラキラ感、パープルがより女性らしさを演出すると思います。



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<チーク>

チークは、血色感を上げると、湯上りの頬を表現できます。

ピンク系の色で肌の内側から発色する感じのクリームタイプがお勧めです。

丸く、ふわっとデザインしましょう。


<リップ>

リップは、ピンクベージュ、オレンジベージュ、ナチュラルな色を取り入れましょう。

グロスで艶を出し、ゆかたの色によっては、華やかな色にしても良いと思います。


ヘアとのバランスを考えながら、鏡を良く見て、デザインしてみましょう。



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また、ゆかたの時に気をつけたい立ち振る舞いは、姿勢、歩き方も大切です。

姿勢は、あごを引き、肩の力を抜いて、自然に立ちます。

無理に胸を張ったりしないようにしましょう。


歩き方は、内股ぎみに歩くと美しくみえます。

歩幅は小さめに、上品に歩きましょう。


いつも行動的で、大胆な女性も、ゆかたを着ると、変身出来ますね。


夜にキラッと輝く、香り立つゆかたスタイルを演出してみて下さい。



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