1980〜90年代にかけて、とても人気があった、大好きなオサムグッズ。
弥生美術館で展示しているので、早速鑑賞してきました。
一般的には、ミスタードーナツのキャラクターで知られていますが、私が学生の時は、文具、陶器、バックなどたくさん売っていました。
トートバックとノートを買った記憶があります。
当時は単なるカワイイ〜!としか思っていませんでしたが、改めて鑑賞してみると、デザインの素晴らしさを開眼しました。
イラストレーター原田治さんは、海が好きで、古き良き時代のアメリカをデザインコンセプトにしています。
可愛いについて考えぬき、綿密な計算をした上で作品に反映させているそうです。
清涼感あるクールな配色は、甘いだけではない、引き算の美学がオサムグッズの魅力です。
本当にキャラクターを見ているだけで、希望が湧いてきます。
原田治さんの゛゙可愛い゛の表現方法は、明るく屈託がなく健康的であること。
そしてそこに5%ほどの寂しさや切なさを隠し味のように加味することが大切だと言っています。
人を魅了するデザインは、やはり奥が深いものですね。
特に私は、ポニーテールの女の子の口元に魅力を感じます。
あどけなさも可愛いですが、泣いている女の子も登場するので、永遠に色あせない、人間味あふれたデザインだと思います。
懐かしさと元気をもらった、素晴らしい展示会でした☆
「さすらおう この世界中を ころがり続けてうたうよ 旅路の歌を〜♪
まわりはさすらわぬ人ばっか 少し気になった
風の先の終わりをみていたらこうなった
雲の形を まにうけてしまった
さすらいの 道の途中で 会いたくなったらうたうよ 昔の歌を〜♪」
By スピッツの”さすらい”